
いくらご希望されても、打たれて痛い剣道具なら作りません。
世間では、布団が薄くて動きやすい実践型剣道具が流行っています。面布団が短くて肩がはみ出すような極端な防具が流行っています。結果、怪我をする人が続出、全日本剣道連盟も慌てて剣道具の安全性に関するルールを出すことになりました。竹刀だって同じ、先が極端に細いスーパーバランスという竹刀が流行った挙げ句、すぐに折れてしまい怪我をする。一体、何やってるんでしょうね。
剣道具は打突から身体を守るもの
当店の手刺し防具はまずは普段の稽古で打たれても痛くないことを目指しています。私自信自分のお店の剣道具を使っていますので痛かったらオススメしません。打たれて痛い剣道具なんて本末転倒です。
極端に短すぎる面布団の長さについて
当店は昔から極端に短すぎる面布団の面の製作をお断りしてきました。特に高校生に言われることが多かったですが、最近は新ルールも出来て随分減ったように感じます。一周して短すぎる面が格好悪くなったのかな。
大人が極端に短い面布団の面を身に着けた場合には、これまたアンバランスな立ち姿に。なんか学生に見えて段相当の立ち姿になりません。最近では肩から少し出るくらいを当店では標準と呼んでいます。だいたい口元の太い綴紐から21cm前後(肩幅、性別によっても変わります)でしょうか。